テキストを３冊もらい、レッスン開始３０分前に無事手続き完了です！ よ〜し！ 頑張るぞ〜！ とは言え、この後どうするのかも分からず、立ち尽くしていると、ゾロゾロと生徒さんたちが集まって来ました。 日本人だけでは無く、様々な国の方々で結構な人数です！！ みんな同じ方向を向いて床に座り出したので、訳も分からず真似して座ります。 ふと見ると、みんなの視線の先に先生がこちらを向いて床に座っています。 「 ワイクル〜 」 と言って合掌。 みんなも続きます。 「 インヘ ー ル 」 「 エクスヘ ー ル 」 んっ！？ なになに！？ どういうこと！？ 周りを見渡すと、どうやら深呼吸のようです。 「 インへ ー ル 」 えっ！？ えっ！？ 今度はなに！？ みんな息を吸いながら、まゆげのあたりを押さえて髪をかき上げるような動き。 「 エクスヘ ー ル 」 なるほど、ここで息を吐くのか... 訳も分からず知らないポーズが延々と続きます！ 上手く出来ないけど、なんか深呼吸だけでも身体が温まって来たなぁ... そうなんです。 ルーシーダットン（ タイ式ヨガ ）の呼吸法は、少し独特なんです！ ヨガは鼻から吸って、お腹を膨らまし、鼻から吐く「 腹式呼吸法 」が基本的で呼吸を止めずに行います。 ピラティスは鼻から吸って、お腹を膨らまさず、背中側に空気を入れるようにして、口からゆっくり吐く「 ラテラル呼吸法 」で、呼吸を止めずに行います。 ルーシーダットンは、５秒くらいかけてゆっくり鼻から吸ってお腹と胸を膨らまし、ポーズをとります。 ３〜５秒間呼吸を止めます。 また５秒くらいかけてゆっくり口からスーッと吐いて元に戻る「 完全呼吸法 （胸腹式呼吸法）」です。 タイの先生は「 口からバッドエナジーを全部吐き出す 」と言ってました。 「 タイ式ヨガ 」と言われますが、本来ルーシーダットンは他のヨガやピラティスとは全く目的の違うものなのです！ ヨガやピラティスは、瞑想や修行、身体を鍛える為に行います。 それに比べてルーシーダットンは、ルーシー（ 修行僧 ・ 仙人 ）、ダッ（ 身体を元の状態に整える ）トン（ 自分 ）と言う意味で、修行で疲れた身体を元の状態に整える為に行いますので、全く対極にあり、意味合いが全然違います！ ですから、ルーシーダットンは身体を鍛えるのではなく、疲れた身体を整える為のものなので、老若男女、誰でも行える自己整体法なんです。 また、ブッダの主治医であった「 シヴァゴ師 」により開発され、２５００年前から続くもので、ルーシーダットンはタイ古式マッサージと同様にタイ国保健省も公式に認める、タイ伝統医学のひとつでもあります。 そんな素晴らしいものの教員資格凄くねぇ！？ そんなこんなで初日の朝、日本から来たオッサンは全然ついていけないのでありました... 続きはまた次回！
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