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第16話 黒いスープの麺!


日曜日、タイに来て初めてのお休み! しかし、残り少ない日数で合格する気がしない僕とパートナーは夕方まで自主練することに! 別館寮には食堂が無いので、お休みの日の朝食は別館寮でお世話をしてくれているタイ人男性が、チャリンコでご飯を買って来てくれます! 「何が・いい・ですか?」 「何がありますか?」 「カオマンガイ・とか......」 「カオマンガイ食べたい!」 食い気味で注文! 鶏のダシで炊いたご飯に、蒸した鶏肉が乗ってるタイではポピュラーな食事。 しばらくすると、近くの屋台で買って来てくれました。 別館寮の庭を眺めながらテーブルでパクリ! やっぱり美味い! 朝からお米を食べる習慣の無い僕でも、毎日お米を食べてます。 睡魔と闘いながらお昼まで自主練! 血流がよくなるのか、疲れてるのにお腹が減る。 「お昼ご飯どうしますか?」 「なんか麺っぽいのが食べたいです。」 パートナーに聞いてみる。 「近くに食堂があるから、行ってみますか!」 「その後、カフェがあるから寄りますか。」 さすが、長期で滞在してるので色々詳しい。 食堂に行ってみると、そこはディープな場所で、観光客はおらずほぼタイ人。 当然日本語は通じない... メニューを見ても字が読めない... 麺をすすってるジェスチャーをしてみる。 注文を聞きに来たおばちゃんが、満面の笑みになった! どうやらあるらしい。 しかし......... 何種類かあるらしく、説明してくれるが当然分からない。 困ったおばちゃんは、僕たちを手招き。 着いて行くとそこはなんと厨房! 具材を見せてくれた。 なんともおおらかなタイ人。 どうやら、牛か豚を選べとのこと。 んー...... 豚はなんか生っぽい... 少々生でも大丈夫であろう牛にしました。 ついでにサラダも注文! これもタイではポピュラーな青パパイヤのサラダ「ソムタム」 トッピングに塩漬けした玉子。 美味い! 青臭いと思いきや全然大丈夫! 少しピリッと辛く、炒めたピーナッツの香りが最高! トッピングの塩漬け玉子も激ウマ! しばらくすると、麺が来ました。 んっ? 真っ黒なスープ... なんだこれ... 麺は白く素麺のようですが、多分お米から作った麺。 とりあえずズルズルと! あっ、アッサリして少し甘みがある! ピリッと辛いサラダと麺を一気に完食! 「ご馳走さま〜 コップンクラップ!」 二人で170バーツ(580円)ほど。 安い! サラダの作り方に興味があった僕は聞いてみることに! またまた調理してる所に連れて行ってくれ、色々見せてくれました。 色んな調味料と青パパイヤを石臼のような物に入れて、棒でつついて混ぜるとのこと。 本当にタイの人は優しいなぁ〜 「じゃあ、カフェ行きますか!」 帰り道にカフェに立ち寄りました。 冷たいカフェラテを注文し、しばし休憩。 あれっ! パートナーの男性の顔が真っ青に! 汗ビッショリで 「チョットお手洗い行ってきます...」 カフェラテが出来上がってもトイレから出てこない... しばらく待ってると、ようやく汗ビッショリで出てきました。 「大丈夫ですか?」 「ヤバイです... さっきの麺、当たりました...」 「あの黒いスープは多分... 豚の血です」 えぇ〜〜〜〜っ! 続きはまた次回。

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