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第94話 新たなお城

更新日:2022年3月28日


せっかくよさそうな物件を見つけましたが、タイマッサージが認識されていないのか偏見なのか... バッサリ断られてしまいました。 仕方がないので他の不動産屋さんで物件を探すことに... んっ!? ここも一軒家か... 記載されてあった電話番号に連絡してみることに! すぐにアポが取れ、内見させて頂けることになりました。 ...................................... 内見当日、待ち合わせ場所で待っていると一台の軽トラが... 目が合ったので軽く会釈をすると、男性が車から降りて近づいてきました。 「 はじめまして!○○不動産です!」 「 どうもはじめまして。宜しくお願いします。」 いや、ロン毛にヒゲ!?!?!? 靴ドロドロですけど!!!! 作業着ですけど、工事の方なのかい!? 頂いた名刺を見ると「 代表取締役 」 お ~~ ワイルド社長!! もうあなたに興味しかありません!! 瞳孔が開いた僕に気づいたのか 「 こんな格好ですみません!敷地に杭を打ってたもので 」 いや、そっちじゃなくて!! 杭とロン毛は全然無関係ですが、すごく丁寧な方です。 「 こちらです 」 丁寧に案内される方へ向かうと、まあまあ年季の入った一軒家が! んっ!? 誰!? ふと見ると玄関の外で掃除をいている男性... 「 内見の方をお連れしました 」 不動産屋さんが声を掛ける。 作業の手を止めた男性... 「 ハーイ! コンニチハ!!」 えっ!? どちらの方!? どうやらこの一軒家はベルギー人の大家さんらしい。 「 タイマッサージやヨガ教室をやりたいそうですよ!」 不動産屋さんが大家さんに説明してくれます。 「 オー! タイマッサージ! ヨガ! イイネー 」 えっ!? いいの!? 「 ガンバッテクダサイ !」 「 ありがとうございます!」 超ウェルカムな感じです(笑) やはり同じ年配の方でも日本人とは感覚が違いますねー カッコイイ!! 「 コッチ キテクダサイ 」 大家さんが部屋を案内してくれます。 築48年。( 内見時 ) 昔ながらの土壁です。 「 カベハ ゼンブ クロスヲ ハリマス 」 現代風の壁紙を張ってくれるとのこと。 一階は洋室と和室が一つずつにお風呂とトイレは別。 急な階段を上って二階へ... 二階は洋室が一つ、隣り合わせの和室が二つ。 襖を外せば一つの広い部屋になります。 ところどころ床がベコベコ柔らかいですが...💦 トイレは洋式でシャワーノズル付き。 畳は表替えをしてくれるとのこと! いい!! ここいいよ!! 建付けが悪く、開けたら閉まらなくなる襖。 トイレのドアにも隙間がありますが、このレトロ感いい感じ! よし! ここにしよう! こうして理解のある外国人オーナーと出会い、まだ見ぬいばらの道へのスタートラインに立ちました! 僕の新しいお城! まってろ香川県民!! タイマッサージの素晴らしさを知ってくれ!! 大家さんありがとう!! 続きはまた次回!

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