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第 107 話 もらい事故


ある日の事、いつものコンビニに立ち寄った時。



レジでステテコを履いたおじいちゃんが会計をしていました。



僕はコロナ渦なので、少し離れて待っていました。




「 ○○円です。レジ袋は大丈夫ですか?」



「 えー?」



「 袋要りますか?」



「 はぁ~?」



「 袋が必要でしたら3円かかりますけど大丈夫ですか?」



どうやら少し耳が遠いようです。



少しイラついた様子の女性店員。



「 あー袋か 要らんわ 」



「 お会計○○円です! ポイントカードはお持ちですか?」



「 あー 」



おじいちゃんはポイントカードを出して清算するみたいです!


なかなか若いやん(笑)



「 ここにカード入れてください!」



「 えー?」



「 ここです!ここっ!」



「 はー?」



「 ここに差し込んでください!!」



レジの女性はイライラしながら早口でまくしたてます。



困った様子のおじいちゃん。



もっとゆっくり話しかけてあげてもいいのに・・・




その時



プリリリリリリリリリリリリリリリ



ん!?



聞いた事のない着信音!?




いえいえ



おじいちゃんの長~~い屁。


( 少し水分多め?)




おじいちゃんの反撃です!



その場が一瞬、静寂に包まれました。



じいちゃんえぇぞー!!



もっとやったれ!!




おじいちゃんはそのままゆっくりトボトボと店を出て行きました。





誰しも皆、やがて老いて行く。



なぜお年寄りにあんな接客が出来るんだろうか・・・



「 天に唾を吐く 」



レジのお姉さん、あなたのその行為はやがて必ずあなたに帰って来ますよ。




時給制・・・


月給制・・・


たとえ1%の「 作業 」だったとしても


100%の「 仕事 」をしなくても



ある一定の時間、期間か経てば自動的にお給料がもらえる・・・



自営業の僕からすれば、なんともうらやましいシステム。



うらやましいけど、生活に必要な金銭を得るためだけに、「 1%の作業 」だけをする人生は、僕には向いていないですが・・・





「 次にお待ちの方、どうぞー」



「 あっ!はい!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





クサッ!!!!!!!



もらい事故やん!!!



じいちゃん、お腹冷やすなよー!





続きはまた次回!

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