前回の続き。 待合で待っていると、隣に老夫婦がやって来た。 足取りもおぼつかない年老いた二人。 「 こんな身体になって...ごめんね... 」 ご主人が奥さんに頭を下げてる... 何も言わず、うなずきながら優しくご主人の背中をさする奥さん... どんな病気なんだろう... 「 困ったなぁ... 」 「 大丈夫、大丈夫。 」 そう言いながら優しく微笑んで、ご主人をゆっくりソファーに座らせる。 隣に寄り添って座る奥さん。 「 困ったなぁ... 」 ご主人は相当落ち込んでいる。 そこへ看護師さんが。 「 向こうで入院の手続きしますので。今はコロナの影響で、面会に来られなくなるので、その説明もさせて頂きます。 」 「 荷物とかも持って来られないんですか？ 」 「 その辺の説明もさせて頂きますので。とりあえず、今すぐ下に降りてください。 」 淡々と早口でまくし立てるようにそう言い残してどこかへ消えて行った。 老夫婦は無言でゆっくりと立ち上がり、奥さんは背中をさすりながら、二人でとぼとぼと下に降りて行った。 その二人の小さな小さな背中を見ていると、何故か涙がどんどんあふれてきた。 これからあの二人にどんな未来が待ってるんだろう... どうか早く元気になってください。 そして、いつも一緒に居てくれるうちの奥さん。 本当に本当にありがとう。 僕も早く元気にならないと！ んっ！？ なんか息がしづらい... ............ 。 マスクびしゃびしゃやん！！ えぇ年したオッサンが検査怖くて号泣したんかと思われるやん💦 この歳になって、自分が病気になったり、あんな老夫婦の会話を耳にしたり、本当に「 健康 」に対して真剣に向き合う時間を頂いている。 今までにも、何十回、何百回と気付けるチャンスはあったのかもしれないけど、気付かなかった... ひょっとしたら気付かないフリをしていたのかもしれない... 何はともあれ、やっぱり人生は健康第一ですね！ あ〜 息しんどい... 続きはまた次回！
Comments